のこりもの

おすそわけ

4月7日→

遅くなりましたが、4月7日金曜日、谷町九丁目ワンドロップでライブでした。あの場にいてくれたみなさま、ありがとうございました。

共演は内田修人さんといおかゆうみさん、お二人と直接そういう話はできず終いでしたが、パーソナルな響きのする歌が続く静けさが心地良い夜でした。

内田さんの歌はギュッと詰め込まれた言葉が耳に飛び込んできて、そのキャッチーさに感心します。都市生活での葛藤を感じさせるような現代的な描写が多い中、歌詞に「パリ」が出てくる曲が印象的でした。妄想力が高そうな人だなあ、と勝手に思っています。

いおかさんは彼女が10代の頃にも共演していて、歌を聴くのは結構久しぶりで、かつてはどこか線の細さを感じたりもしたけど(あまり人のことは言えないながら)、ときに力強く歌い上げる様は無理なく体に染み付いているようで、時の流れを感じられました。

私、歌い方を矯正中で、むず痒くもありながらも、おかげさまでなんとか歌いきりました。

演奏した曲はコチラ、

1. つまるところ
2. 春がひとり歩き
3. なんとなく
4. 日々
5. 毎日のこと
6. ある春
7. あああ
8. みなもと

この曲順を決めたとき、去年の10周年ライブ「とよりでからのへや」のその先を意識することになった、自分の中で、少しは前に進んでいると思い込ませます。

演奏を終えて「ありがとうございました」と言葉をかけられることがある、歌でギブアンドテイクができたならそれこそ有り難いことなので、そういうことはしっかり受け止ようと思う

 

これにてライブ予定がほぼ白紙になって、それからは毎日なるべく机に向かってコツコツと音を録り貯めていっています。まずは自分を驚かせられるように、ああだこうだ、探り探りの毎日ですが、楽しくも先が見えなくてやめようがありません。日の目を見られるよう気長にやります、お楽しみに

 


気づけば5月になりました、今日はこのピアノを弾くおじ(い)さんを観に行きます、おお楽しみだ

⇄4月17日

時が経ってよかったと思うことがある、ずっと家で音楽を作っていた彼が外に出て歌うようになって何年たったろうか、寺田遼一のライブが歌が今とても自然に胸にじわりと響いた。帰り道、ふいにコンビニに入りサンドイッチとカップ焼酎というまるで合いそうにない不思議な組み合わせを買って手渡してくれて面白かった、そんな彼ならではの自然発生的な揺れが歌になっているのだなと思ったりもして、そんな昨日。

丁度その一週間前には久々にカーテンズを聴きに行った、演奏が丁寧に練り込まれているのはそのままに今まで感じたことのなかった穏やかさがあった、凪いでいるようで不思議な聴き心地で。

ポールこと寺田くんの前には山田智史くんが、カーテンズの前には折坂悠太さんが演奏していて、その影響もあっての感想なのかもしれないけど、自分にとって今耳にしたかった音楽だったと納得している。

一昨日は奈良のとある湖で手漕ぎボートに乗ることになった、見渡す限りの山の緑の中に佇むだだっ広い湖、風に流されるボートの上、漕いでくれていた仲間が「今は丁度流されよう、と思っているんです」というようなことを言った。その日珍しく大いに遊び倒して、歳のせいか1日置いてやって来た筋肉痛を感じながら、流れ流されてここまで来たなあ、と思っている、今、いつも会うわけではなくても仲間と呼びたい人たちがいることには恵まれているなあ、とありがたく思います。

 

結局こないだの自分のライブのことはまた次回に書くことになりました。ダメだ、さあ、今日もプリプロ

春のつぶやき

ありがちな春らしい心持ちになってきました、どこかで前向きになることを避けたがるきらいがあるのですが、今はいいや、みたいな

「もとにもどる」音楽を作ろうとしながらも、音楽は前に進むものだと教えてくれる音楽をいくつか耳にする、入り込んで聴くパラードには思わず涙

ひとりではどうにもならないとよく思うようになった、それでもひとりでやり切るタイミングだ、好きな人にもまた会えるよう

ドイツからわざわざ取り寄せたCDを開く、あと1枚同じく海外から届く予定でそれが届いたら何かの合図だと思うことにしよう

こないだのライブのこととか、また改めて書きます。おやすみなさい

3月⇄4月

3月もあっという間に終わり、ドラマ「カルテット」も終わってしまいました、毎話毎話飽きることなく見逃せず楽しみ、終わってからまた(正確には最終話の前に)1話から見直していて、それもまた楽し。ほんと沁みることが多く、細かくは書かないけど「まきもどる」話で良かった、それは自分が今作っているアルバムのテーマと偶然シンクロするところであったり、とてもしっくりくるところの多いドラマでした。

しっくりきて良かったといえば「ゆうき」のライブ、オオルタイチ氏の歌心に耳を奪われました。歌い過ぎない、良い意味で誇張が少なく日本語が無理なく響く歌唱法で、癖を減らしたことが逆に癖になっていて、素晴らしかった。やっぱり歌うからには自分の歌をどう響かせるかまたしっかり考えないとな

 

肝心のアルバム制作は思い通りには進んでいません。思い通りと書くと星野源"SUN"の「すべては思い通り」という一節を思い出す、すべて思い通り上手く行くというポジティブな意味ではなくて、良くも悪くも自分がどう思い描くかがすべて、という風にこの一節を理解しています、「すべてが思い通り」ではなくて「すべては思い通り」。

それとはあまり関係なく星野源「蘇る変態」読み終えました、とても共感できるというわけではなかったけど正直で元気になれた、そういえば氏の作る曲にもそういう印象がある、4月もがんばろう

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ABCDE

Aくんのレコーディングをした次の日Bくんのライブを観て1日置いてCくんからライブのお誘いがあって同じ日にDさんからもライブのお誘いがあって、それらは関係ないようで大いに関係があると思い込む

前回の投稿は自己暗示みたいなところもあって気持ち悪いけど、そういうのが必要な意思の弱い自分のことを再確認、良い意味で思い込んで、とにかくやるしかないんだな、春、E曲作ろうf:id:okawokudareba:20170306233219j:image


Yusef Lateef: Plum Blossom

2月

2月もおしまい、密かにダイナミックな1ヶ月でした。

何があったっていうわけではないけど、自分の意識の変化とそれに呼応するかのように目に耳に飛び込んでくる諸々に湧き立ったり沈み込んだり、どちらかというと湧き立ちよりのイメージでいます、いきます。

何本かの映画、イタリアの映画音楽とりわけモリコーネ、ドラマ「カルテット」、大神神社三輪山への初登拝、そして、オザケンこと小沢健二さんのシングルリリース、関係なさそうなそれぞれが不思議と繋がって心揺さぶられています。

ようやく3月には本腰入れてレコーディングに取り組めそうな気がしています。今のところ9月(半年以上先か、、)までライブは決まっていませんが、昨日のワンドロップでのライブを経てやる気が顔を出してきたので、お誘いにはなるべく応えたいと思います。よければお声おかけください。

 

というわけで、昨日は谷町九丁目ワンドロップでライブでした。

お越しいただいたみなさま、関わっていただいたみなさま、ありがとうございました。およそ1年半ぶりのワンドロップ、身が引き締まるようでも身を委ねられるようでもあり良い塩梅でした。先月に続き、ライブをさせてもらって何かとても有難い気持ちになっています。普段人と会うのが億劫気味なのですが、人と会える醍醐味みたいなものも含めてライブだな、と改めて。

演奏した曲はコチラ、

1. みなもと
2. パート2
3. 日々
4. なんとなく
5. 毎日のこと
6. つまるところ
7. あああ
8. 木(仮)

新しめの曲を最初と最後に持ってきました、挑んでよかった。

それでは、まだ寒さ続きそうですが、良い春を迎えられますよう

 


le casse( générique )ennio morricone 1971

最近のたまらない1曲、繰り返し聴いても飽きがこない、美しくゾクッとする曲が多くてモリコーネ熱がしばらく続きそう

モリコーネ・イン・ラウンジ

モリコーネ・イン・ラウンジ

 

 

夢か

今年最初のライブから1週間が経ちました、雪降る日で寒い中阿倍野流流に足を運び関わってくれたみなさま、ありがとうございました。

人とあまり会っていなかったり、およそ4ヶ月ぶりのライブだったり、そんな私のままでしたが、周りに恵まれて良き日になりました。

ライブを通じて知っている人や知らない人とその時をともにする、夢のようだな、と、日常に戻って思い返しています。

 

演奏した曲はコチラ、

1. 毎日のこと
2. なんとなく
3. 日々
4. しんしんしん(はっぴいえんど)
5. つまるところ
6. This will be our year(The Zombies)
7. みなもと

カバーや新しい曲を混じえて。新年にちなんで選んだゾンビーズの名曲はそのままだとアレなので日本語にして歌いました。

 

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初めてお会いした小川賀子さんが撮ってくれた終演後西成の某店での呑みの様子、楽しや、こうしてまた思い出が増えてゆくのだな、とぼんやり考えたりしつつ、また一つ歳をとりました。

思えばもう人生の半分ぐらいは曲を作ってきたことになる、その結果みたいなんをそろそろ絞り出してゆきたいところ