のこりもの

おすそわけ

ナツ

8月、夏、が終わろうとしている。

熱がさめて、ひとことでまとめると満喫してしまったし膨らんでしまったなあ、というところ。「しまう」を使いがちだと思う。

 

8月23日は扇町para-dice、8月27日は阿倍野 流流にてライブでした。お付き合いくださったみなさま、ありがとうございました!

先月のひとりで20曲以上、2時間以上の10周年ライブを経ての30分間のライブ、あらたまりました。当たり前のようで、そうではない、知っている人、初めての人がいてくれて、演奏する意味みたいなものを考えました。

 

8/23(火) 扇町 para-dice

1. 8月23日〜春がひとり歩き
2. エレクトロ(新曲)
3. 日々
4. 雨の金曜日
5. パート2
6. つまるところ

 

8/27(土) 阿倍野 流流

1. 8月27日〜なんとなく
2. 日々
3. 夢の岬
4. 桃(新曲)
5. 日向にお別れ
6. 渚にて
7. プール開き

 

↑コチラが演奏曲目。パラダイスは出番最初で流流が出番最後、2日間を自分の演奏で始めて自分の演奏で終わる、というなかなか稀な機会をいただいたことにちなんで、オープニングの短い1曲をそれぞれ頭に用意してみました。

創作意欲は高まっている今ですが、10周年ライブを経て一回りしたあらたな自分で演奏できるのではないかと高を括っていたようで、その意欲を表向きにできるほどの内容ではなかったですね、、観て楽しんでもらえたり何かしら受け取ってもらえていたのであれば、とても有難いことです。

 

とにかくアルバムを作っています。厳密には作ろうとしているところですが、それに向けての構想や曲作りや機材投入も含めて、作っている、と言い表しておきます。

どんなものになるか、どんなものにしたいか、と聞かれたら、日本的なものにしたい、と答えます。

 

 

さて、過ぎ去る夏に感銘を受けていたのは、 

weekend

weekend

 

今年の5月、京都は元立誠小学校での「HARCO春フェス」でライブを観て好感を覚えた、今はほぼ活動していないゴメス・ザ・ヒットマンの1stフルアルバム。apple musicで軽く聞いていましたが、この夏きちんと聴いてとても良かった。

フリッパーズギターの1stが「海へ行くつもりじゃなかった」なら、こちらはジャケットからして副題に「海へ来るつもりだった」とでも付けたくなるぐらい、一聴した印象はアフターフリッパーズな内容、リリースは世紀末真っ只中の1999年。

きっと当時のトレンドにはそぐわなかったのだろう、そこまで人気が出なかったのには頷けるけれど、今このアルバムに惹かれるのには理由があって、こんなにも「青年」的な音楽を聴いたことがない、と思うから。

真摯な青い思いが濃すぎない詩的さで、疾走感のあるネオアコライクなバンドサウンドに乗せて貫かれている。「青年」的な青い感覚が自分の中に残っている人には、きっと響くであろう名盤と言いたい。夏が来ればまた手に取ってしまうだろうなあ


長期休暇の夜 GOMES THE HITMAN

アルバムの中盤に入ってるインスト曲からは当時の同時代的なものが感じられて、程よいアクセントになっているのも○

ジャケットの中身、添えられた短い文章や説明文も補足として良い。summer

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最近CDは手にとるものだと改めて思う、音もやっぱりCD音質が好き。そのふくらみ。

 

それから、yojikとwandaのフリーダウンロードで聴ける「ナツ」

ナツ / Summer | yojikとwandayojikwanda.bandcamp.com

一度対バンしたことがあるヨーワンさん、その時は感じなかった弾けるポップさに溢れた1曲。少年少女が音と夏と戯れているような曲想、程よくチープな音像と最後のラップ〜ツインギターソロが決め手、いいなあ

夏3部作フリーダウンロードということで、最後まで楽しみ

 

 

夏のことで書けそうなことはまだ色々あるのですが、長くなって間に合いそうにないので、らしい写真で締めくくっておきます!

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日本の夏が好きだ、と気付いた、2016年の夏