みなと、ナマで踊ろう、Ten-ins(テンインズ)
もうスピッツのことを書くのはよそう、と思いつつ、書いてしまう。通勤中に「醒めない」をシャッフルで再生していたところ、あらためて粒揃いなアルバムだなあ、と思っていたりする中流れ出す「みなと」に涙しそうになった。
歌い出しはこう
船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
知らない人だらけの隙間に立ち止まる
重なるギターのストローク、ルートをなぞるだけのシンプルなベースライン、ドラムは2拍4拍にくる控えめなシンバルだけ、そして歌詞が匂い立つようなメロディと歌声
ああ、この1行だけで最高なのに、伸びやかなハイライト「君ともう一度会うために〜」まで、見事に無理なく込み上げてゆく展開。
さらっと書こうとしたけど、結局なかなかのボリュームになってしまう、今年5本の指に入る名曲、と今は言ってしまおう。
冷めやらぬスピッツ熱もあり、坂本慎太郎の新作「できれば愛を」の封を開けられずにいるので、今日はお仕事中、お店で前作「ナマで踊ろう」を流してみた。
↑お、簡単にリンク貼れるんやね
お客さんが会話をしている最中は、ほぼ全編に渡ってムードを支配するスチールギターの調べが南国感を漂わせ、夏に似合うゆるめのBGMとして機能していた気がするけど、ひとたび会話が止んでシーンとしたところで、歌詞と歌声が顔を出してきて、急にニュルッとした印象になり、その場の空気が変わったような気がして、とても恐ろしい音楽だなあ、とあらためて。ポップなのにホラーのよう。
この人のアルバムはどれもジャケットが内容を間接的に表している気がしますね
- アーティスト: 坂本慎太郎
- 出版社/メーカー: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: CD
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新作にはジャケ通りのカラフルな要素もあるのかなあ、とか勘ぐりつつ、タイミング的には8月入ってからようやく封開けて聞けそう
さて、明日はTen-ins(テンインズ)という名前で演奏を披露します。
【宮田ロウ 次回ライブ】先日、10周年記念ワンマンライブを成功させた丘本浩一くんとの2人組Ten-insで、楽しくライブします!ぜひ!
— 宮田ロウ (@miyata_rou) 2016年7月29日
7/31(日)堺なかもずスタジオマジック
※Ten-ins(宮田ロウ×丘本浩一)は14:55~ pic.twitter.com/wtv5vNfD4e
お店での5周年イベントにて、店長宮田さんと初めての合奏、ギュッとコンパクトに15分間やります。
私の曲は1曲だけの演奏ですが、誰かと一緒に演奏することでより分かる自分の曲の成り立ち、かみしめて演奏しようと思います。
宮田さんの曲にも普段は使わない楽器で参加したり、楽しみ。
ああ、今日も1000字を軽く超えてしまった、、けど、リンクとか簡単に貼れるのが分かって、一歩前進(どこへ向かっているのでしょうか)と捉えておきます。