ふじゆう
ちょっと不自由していますが、それはそれとして楽しもうとしている。
明日で決まっているライブはおしまい、やれることをやろう
9月、夏はやっぱり過ぎてゆくもので秋にはじっくり取り組みたい、そんな今の気分でこれから聴きたい9枚を並べてみた、実際に↓
最近買ったのは真ん中のマチュー・ボガートさん、全然知らなかった人だけど90年代に来日したこともあるらしい、フレンチポップスやっぱりおもろいな、と思って、また聴きたくなったカトリーヌをその上に配置。
Mathieu Boogaerts - Ondulé
- アーティスト: カトリーヌ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2003/04/02
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: PRINCE
- 出版社/メーカー: PAISL
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: CD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
こうやって行ったり来たりして、螺旋階段をのぼってゆけたら、悪くないなあ
あけぼの
寺尾紗穂さんが去年よく聴いていた1枚として紹介されていたのが、この折坂悠太「あけぼの」
気にはなっていたけど、その音を聞くことがないまま、時は過ぎ、
まずは寺尾紗穂さんについて、去年初めてライブを観て、その愚直さと聡明さを目の当たりにしてから、より一目を置くようになった存在。この人の目、視点は鋭くて優しくて尊敬する。
新譜「わたしの好きなわらべうた」は大事に聴こうと思って、買ったものの、まだ聴けていない。文筆活動もされていて、本もこれから読んでみようと思っている。
MVが公開されているこの曲はとにかくカッコイイ。
本題に戻って、折坂悠太さんのライブを観た。カーテンズと雲州堂で共演、9月1日、いいタイミング。
ライブを観ていて、自ずと観る側の集中力が上がることがある、耳が開かれていくとも言えそうな、久々のそれを体感した。寺尾紗穂さんのライブのときもそうだった。
ガットギター弾き語り、片足を足台に乗せてギターを大きく傾けて弾くクラシックギタースタイル、間にピアノでの弾き語りも挟む。荒ぶるようでコントロールされた歌声は民謡のような響きもありながら、聞こえてくる歌詞からは現代的な日常描写も読み取れた。
このCDにも入っている「きゅびずむ」の一節、オーソドックスなメロディを無国籍風に聞かせる印象的なリフレインに続く
暮れゆく太陽がきゅびずんで見える
この描写には本当に参った。
ライブではやっていなかった、ポップセンス感じさせる2曲目「角部屋」で歌われるのは
ミートイズマーダー聴きながら 震えて待つよ
The Smithsか、平成生まれの若者がスミスのことを歌っている、私の分からないスミス。
ライブの演奏全体からは土着的な「和」の濃厚な匂いと、そこには収まらない、収めようとしない、飛び立とうとするような気概を感じた。観終わった後はふとホセ・ゴンザレスとかニック・ドレイクが聴きたい気分になった。
- アーティスト: Nick Drake
- 出版社/メーカー: Universal Import
- 発売日: 2003/05/06
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
この「あけぼの」はライブの思い切りの良さとは違って、思慮深く作り込まれた印象で、ギターと歌に打楽器やピアニカなどが全て本人の演奏で程良いアクセントとして、時に大胆な編集を経て加えられている。
そして演奏だけでなく録音からマスタリングまで全て自分で行われた、という徹底ぶり。
平成元年生まれの若者が、自らのコントロールのみで、自覚的に作り上げた作品のタイトルが「あけぼの」
これから開かれてゆくかもしれない、新しい時代の幕開けを思わせる1枚、ああ、参った。
これは2014年録音の作品だから、今まさに開かれた状態の彼を目の当たりにしたのかもしれない、と、考えると、またドキっとする。(この日は新譜「たむけ」のリリースツアーだった、あえて新譜は買わずに「きゅびずむ」の入っているこちらを買った)
昭和生まれのおじさん見習いも、姿勢を正そう
9月のライブスケジュール
9/9(金) @京都 西院 ウーララ
出演:宮内大 × 鈴木克行/リュウジ/松阪崇久/丘本浩一
open/start 18:30/19:00
予約/当日 ¥1400/¥1800(+1drink¥700)
9月はコチラのみです。10年とちょっと前、初ライブをしたウーララさん。
不思議なもので、10周年ライブを経てのこのタイミングでお誘いいただきました。ミヤッチさんとのきちんとした共演は初めてかな、楽しみ。
今のところ決まっているライブはこれだけ、新しめの曲を中心に演奏予定です、ご予約のご連絡お待ちしております!
この日は現在音楽活動お休み中の敬愛する木村保志さんのライブが大阪であって、体2つあったらいいな、と考えつつ、がむばります。
オマケ:ほぼ脚色のない現在の私の机↓
日々是勉強也
ナツ
8月、夏、が終わろうとしている。
熱がさめて、ひとことでまとめると満喫してしまったし膨らんでしまったなあ、というところ。「しまう」を使いがちだと思う。
8月23日は扇町para-dice、8月27日は阿倍野 流流にてライブでした。お付き合いくださったみなさま、ありがとうございました!
先月のひとりで20曲以上、2時間以上の10周年ライブを経ての30分間のライブ、あらたまりました。当たり前のようで、そうではない、知っている人、初めての人がいてくれて、演奏する意味みたいなものを考えました。
8/23(火) 扇町 para-dice
1. 8月23日〜春がひとり歩き
2. エレクトロ(新曲)
3. 日々
4. 雨の金曜日
5. パート2
6. つまるところ
8/27(土) 阿倍野 流流
1. 8月27日〜なんとなく
2. 日々
3. 夢の岬
4. 桃(新曲)
5. 日向にお別れ
6. 渚にて
7. プール開き
↑コチラが演奏曲目。パラダイスは出番最初で流流が出番最後、2日間を自分の演奏で始めて自分の演奏で終わる、というなかなか稀な機会をいただいたことにちなんで、オープニングの短い1曲をそれぞれ頭に用意してみました。
創作意欲は高まっている今ですが、10周年ライブを経て一回りしたあらたな自分で演奏できるのではないかと高を括っていたようで、その意欲を表向きにできるほどの内容ではなかったですね、、観て楽しんでもらえたり何かしら受け取ってもらえていたのであれば、とても有難いことです。
とにかくアルバムを作っています。厳密には作ろうとしているところですが、それに向けての構想や曲作りや機材投入も含めて、作っている、と言い表しておきます。
どんなものになるか、どんなものにしたいか、と聞かれたら、日本的なものにしたい、と答えます。
さて、過ぎ去る夏に感銘を受けていたのは、
- アーティスト: GOMES THE HITMAN,山田稔明,須藤俊明,堀越和子
- 出版社/メーカー: RCAアリオラジャパン
- 発売日: 1999/06/05
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
今年の5月、京都は元立誠小学校での「HARCOの春フェス」でライブを観て好感を覚えた、今はほぼ活動していないゴメス・ザ・ヒットマンの1stフルアルバム。apple musicで軽く聞いていましたが、この夏きちんと聴いてとても良かった。
フリッパーズギターの1stが「海へ行くつもりじゃなかった」なら、こちらはジャケットからして副題に「海へ来るつもりだった」とでも付けたくなるぐらい、一聴した印象はアフターフリッパーズな内容、リリースは世紀末真っ只中の1999年。
きっと当時のトレンドにはそぐわなかったのだろう、そこまで人気が出なかったのには頷けるけれど、今このアルバムに惹かれるのには理由があって、こんなにも「青年」的な音楽を聴いたことがない、と思うから。
真摯な青い思いが濃すぎない詩的さで、疾走感のあるネオアコライクなバンドサウンドに乗せて貫かれている。「青年」的な青い感覚が自分の中に残っている人には、きっと響くであろう名盤と言いたい。夏が来ればまた手に取ってしまうだろうなあ
アルバムの中盤に入ってるインスト曲からは当時の同時代的なものが感じられて、程よいアクセントになっているのも○
ジャケットの中身、添えられた短い文章や説明文も補足として良い。summer
最近CDは手にとるものだと改めて思う、音もやっぱりCD音質が好き。そのふくらみ。
それから、yojikとwandaのフリーダウンロードで聴ける「ナツ」
ナツ / Summer | yojikとwandayojikwanda.bandcamp.com
一度対バンしたことがあるヨーワンさん、その時は感じなかった弾けるポップさに溢れた1曲。少年少女が音と夏と戯れているような曲想、程よくチープな音像と最後のラップ〜ツインギターソロが決め手、いいなあ
夏3部作フリーダウンロードということで、最後まで楽しみ
夏のことで書けそうなことはまだ色々あるのですが、長くなって間に合いそうにないので、らしい写真で締めくくっておきます!
日本の夏が好きだ、と気付いた、2016年の夏
ニュータッチ
日記を書こう
仕事柄、カップ麺で食事を済ませてしまいがちで残念だけど、コレは別物
『ニュータッチ 懐かしのとん汁うどん』
味だけでなく、「ニュー」で「懐かし」この響きも素敵だな、と思う。今日は長時間労働でこんな時は特にコレがたまらなく美味しく感じる。味噌と出汁の塩梅、豚肉とゴボウの存在感、痒いところに手が届く感じとでも言いたい。
評価4.1も頷ける、ウン。
日記だから、こんなことも書いてみた。
好きなことを書きたい。
ちょいと旅に出てました、そのことも書き残しておこうと思うところだけど、迫ってきたライブの仕上げをしなくちゃな
今日聴いた音楽↓
山達さんならこの1枚を挙げる。B面、アンブレラ〜きぬずれ、の穏やかな4曲の連なりが素晴らしいから。
否が応でも音楽のことは書くつもり
作家性
最近見つけたお気に入りの場所、ビューポイント、写真で察することができるかと思うので説明は省略、よかったら探してみてください。街も時代も変わってゆく。
今日はタイミングが合って、友達のライブを観に行った。付き合いが長いせいかもしれないけど、彼の作家性がにじみ出るように感じられて良かった、テクニックよりも大事なことだと思った。
久々に訪れたあの狭い空間もあそこならではの染み込んだ感触があって、
それでも変わり続ける日々はいつでも相変わらずさ
昼間聴いた高野寛さんの曲のこの1節が思い浮かんだ。
高野さんといえば、以前ビルボードライブ大阪でbenny singsのライブを観たとき、隣の隣に高野さん本人が座っていたことを思い出す。色々な巡り合わせの中にいるなあ